ブーツのすゝめ

文化人への道

僕はブーツが好きだ。2組しか持っていないが、それでも好きだ。

友人にこのことを話すと、大抵は「ブーツって合わせにくくない?」「履くのめんどくさいじゃん」と言われる。

もちろん何を履くかは個人の自由だけどさ、ここでブーツの魅力を語りたいと思う。

僕の場合、ブーツを履くときフルレングス(10分丈)の太いデニムを合わせている。正直、側から見ればブーツを履いているかどうか分からない。

何のためにブーツを履いてるのさ

大事なのは、「ブーツを履いている」という事実だ。別にそれが周りの人に伝わらなかろうと関係ない。履くのがめんどくさかろうが、靴擦れで足に水ぶくれができようが、そんなことは気にしない。なんてったて僕は「ブーツを履いている」のだ。

そう、僕は「ブーツを履いている」という事実を生み出すためだけにブーツを履いている。

そしてブーツの魅力は、紛うことなく「ブーツを履ける」ことである。

また君は訳のわからないことを言い出した

さらに言えば、ブーツを履くことは、偉大なブーツの歴史の一部に自分が組み込まれることを意味する。ビートルズやセックスピストルズ、あなたが愛するアーティストが含まれるこの系譜の一員になれるということなのだ。誰がなんと言おうとね。

そう、僕にとってブーツとは、自分自身の内面と偉大な文化に向けた自己表現なのである。

今日の音楽!

Sex Pistols - Anarchy In the U.K.

Sex Pistolsのシド・ヴィシャスが履いていた、Dr.Martensの10ホールは知らない人がいないほど有名だ。しかし僕にとってシド・ヴィシャスは、Sex Pistolsのベーシストではなく、椎名林檎の『ここでキスして。』の歌詞に登場する謎のかっこいい人物に過ぎなかった。(こんなことSex Pistolsのファンが聞いたら悲しむだろう。)このブログを書くのをきっかけにSex Pistolsの曲を聴いてみたが、まさに英国パンクを体現したようなサウンドだった。正直あんまり普段聴くようなタイプの曲じゃないけど、間違いなくかっこいい!

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