完璧なサンドウィッチを作るには、良いフランスパンと新鮮なレタスがいる

生きてるゾウ

スウェーデンに住んでいると、どうしてもお米を食べることが減る。ジャスミンライスだかインディカ米だか詳しいことは知らないが、そういうパサパサした細長いお米は売っているけれど、僕の求めている日本米は滅多に見つからない。あったとしても、とてもじゃないが買おうと思う値段ではない。

そうなると自然と主食はパスタかパンになる訳だけど、パスタを茹でるってのは結構めんどくさい。僕は茹でてから時間が経ったパスタは好きじゃないから、食事の度に茹でている。しかしこのパスタの量の調節が難しい。茹でる前のパスタとお腹の空き具合を交互に確認して、「今日はこれくらいだろう」と思って茹でるものの、ちょうど満腹になれた試しがない。少し物足りないからといって茹で直すとなると、15分はかかる。

その点においてパンに不満はない。サンドウィッチは美味しくてすぐ出来るからお気に入りだ。フランスパンを買ってきて、スライスしたら、レタスとハムとマヨネーズを挟んだら完成だ。気分によってはマスタードにしても美味しい。

しかもヨーロッパのスーパーマーケットのフランスパンは安くて美味しい。皮は硬めでパリッとしているし、中は適度にふっくらしている。飽きのこない味で、毎日食べるにはもってこいだ。

しかし問題はレタスだ。サンドウィッチにレタスは必須だけど、値段が高い上にそんなに新鮮じゃない。これは僕の行くスーパーマーケットの問題かもしれないけど、レタスの下の切り口はピンクを通り越して茶色に変色している。普通に食べられるんだけど、どうにも気分が上がらない。そこで少し手間だけど前日のうちに、ちぎったレタスを水に浸して放置することにした。翌朝にはレタスはシャキシャキになっている。ようやく完璧なサンドウィッチが完成するというわけだ。

スウェーデンの長く寒い冬を抜けた先に待っている春はとても気持ちがいい。こんな日は外に出て、芝生の上で完璧なサンドウィッチを食べる。今週末までのタスクだとかニュースが取り上げる世界の情勢だとかなんて忘れて幸せになれる。もちろん欠かせないのは食後の珈琲と煙草、あとはお気に入りの小説だ!

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